めんぼうの気になるニュース!

原付き乗りのめんぼうが宇和島の情報をお届けします!

みかん農家は儲かるのか?愛媛の現役農家がリアルな苦労と年収を語る

この記事をシェアする

みかん農家

みかん農家


こんにちは。
愛媛の柚子農家、めんぼうです。

 

ど田舎でのみかん農家。
うるさい上司もいなければ、セコセコした人間関係もない。

 

都会の真ん中で働いている人たちは、ときどき憧れるんじゃないでしょうか?
しかし、みかん農家といえど、そんなに楽なものではありません。

 

僕は、柚子農家ですが職業柄、みかん農家の話もよく聞きますし、よく見かけます。

愛媛のみかん農家は儲かるのか?

夢のないことを言いますが、みかん農家って基本儲かりません。
なぜなら、現代に置いてみかん自体が売れないからです。

 

その中で、まだ愛媛のみかんは売れているようで愛媛のみかん農家は、なんとか食って行けています。
他の県のみかんを食べてもらえれば分かりますが、味がぜんぜん違うのです。

 

というわけで、みかん農家は儲かりませんが、愛媛のみかん農家はなんとか食べて行けています。

愛媛のみかん農家の年収

これは、やっている規模に寄って変わってきます。
でも、年収500万円を超えるような農家は皆無だと思います。

 

せいぜい、350万円どまりでしょう。
また、年収からは人件費、消毒代など経費が引かれます。

 

人件費は、1人時給800円~1000円ぐらいです。
雇うのは、10月~12月の2ヶ月だけですみます。

 

800円✕8時間✕25日で、一人1ヶ月16万円ぐらいいります。

愛媛のみかん農家のリアルな苦労

みなさん、みかんの収穫はしたことありますか?
1回でもしたことある人なら分かりますが、山が急斜面なんです!

 

1歩踏み間違えて、5m下まで落ちたなんて話はザラです。
本当に急斜面で危ないのです。

 

しかも、みかんはゆずのように皮が厚くないので、取り扱いに注意が必です。
収穫したものを放り投げるなんてしたら、一発でクビです。

 

最新の注意をはらいながら、かごに入れなくてはいけません。
そのかごが、収穫すればするほど重くなり、動けなくなります。

みかん農家の苦労【災害】

みかん農家の苦労は、他にもあります。
この間の愛媛の大雨です。

 

あれで、吉田地方のみかん農家は全滅しました。
何十年とみかん農家をやってきた人たちが、みかん山が雨で崩れたり埋もれたりして、撤退を余儀なくされました。

 

愛媛のみかん事情としては、大打撃です。
それで、またみかん農家を続けるには、何百万円と借金して始めなくてはいけません。

 

今、愛媛のみかん農家をしているのは、60~80歳の高齢者です。
この年から、何百万円も借金するのは辛いのです。

 

それでも、それでも、と借金してまで再開しましたが、またまた大雨でみかん農家はだめになりました。
これで、一気に撃沈です。

 

吉田町のみかん農家は、ほとんどがやめてしまいました。
だから、みかん農家は災害のリスクも有るのです。

まとめ

みかん農家に憧れている都会派の人もいるかもしれませんが、親がみかん農家で引き継ぐとか以外は、手を出さないほうが良いと思います。

 

確かに、収穫時の10~12月以外は、ほとんど暇です。
はっきり言って、消毒ぐらいで何もしなくてもいいです。

 

これは、魅力です。
ですが、リスクや苦労もあることを忘れないでください。

 

それに、そんなに儲かりませんしね・・・。