深沢美潮先生のフォーチュン・クエスト全巻読破感想記録1
こんにちは。
フォーチュン・クエスト大好き、めんぼうです。
フォーチュン・クエストは、僕が高校のころ(26年前)に流行っていたファンタージー小説です。
しかも、フォーチュン・クエストのすごいところは、まだ完全に完結していないんですね(2020年3月18日現在)。
今、最終巻の上が出ていて、まだ下が出ていませんので、公式的には完結していないわけです。
実に、30周年を迎えているんですね。
今回は、フォーチュン・クエストを思い出し、1巻から全部読破してやろうと目論みました。
4~5巻ぐらいずつ感想・記録をつけていきますので、楽しみに読んで下さい。
深沢美潮先生と迎夏生先生
まず、フォーチュン・クエストを書いているは、深沢美潮(ふかざわみしお)先生です。
そして、イラストは、迎夏生(むかいなつみ)先生です。
このコンビは、30年変わっていません。
深沢美潮のフォーチュン・クエストといえば、迎夏生。
迎夏生のフォーチュン・クエストといえば深沢美潮。
ファンの間では、当然組み合わせです。
深沢美潮先生と迎夏生先生のプロフィールは、こちらにあります。
>>2019年フォーチュン・クエストは完結していません!
フォーチュン・クエスト1
深沢美潮先生のデビュー作、フォーチュン・クエストの1巻です。
1989年12月1日が初版発行になっています。
第1巻は、シルバーリーブから始まり、ヒールニントのヒール山にまで話は及びます。
なんと言っても、1巻でまだ作家として粗削りで話の面白さより、設定の面白さにひかれました。
24~27年前といえば、確かスーパーファミコンの時代で、世はRPGにハマっていました。
そこへ、小説でマッパー兼詩人でパーティを組んでなんとも面白そうな世界観だったのがフォーチュン・クエストです。
なんと言っても、僕が憧れたのは、「冒険者カード」です。
いまのIDカードよろしく、名前から経験値、住所など全ての個人情報が埋め込まれており、しかも自動で経験値などを計算してくれ、レベルアップまで教えてくれる、なんて夢のようなカードなんだと思いましたね。
友達同士で、冒険者カードを見せ合ったり競い合ったりしたところを想像して、ワクワクしたものです。
そうそう、なんと言っても1巻でいちばん大切なのは、ホワイトドラゴンの「シロちゃん」がパーティに加わったことです。
だいたい、このシロちゃんがいてくれたからこそ、この低レベルパーティ(失礼)は生き残ってこれたのです。
フォーチュン・クエスト2 「忘れられた村の忘れられたスープ(上)」
フォーチュン・クエスト2巻、3巻は上・下巻に分かれる続きものです。
フォーチュン・クエスト1巻がものすごく人気が出たため、先生も気合が入ったのかもしれません。
2巻の初版発行は、1990年(平成2年)5月1日になっています。
2巻は、シルバーリーブから砂漠街エベリンに行く途中の馬車の中から始まります。
なんと2巻で特筆すべきは、我らがアイドルパステルが初恋を経験します。
トラップ、クレイトとはそんな感じにはなかなかなりませんが、その相手とは一気に恋に落ちたようです。
この部分で、当時高校生の僕は恋愛メディア大嫌いだったので、「結局、恋愛至上主義で終わりかよ!」と思ったのですが、最後まで読んでびっくり!
とんでもない、どんでん返しがあります!
フォーチュン・クエスト3 「忘れられた村の忘れられたスープ(下)」
フォーチュン・クエスト3巻は、初板発行は1990年(平成2年)9月1日になっています。
この巻で、パステルの初恋の相手の正体がバラされます。
絶対にかなわない恋、というかこんな相手に恋をした自分のフシアナさに悶絶します。
まさかの展開で、僕は面白かったですね。
というか、むしろそっち系に行っちゃっても良かったのでは?パステル(笑)
そして、この「忘れられた村の忘れらたスープ」ではあの伝説のブラック・ドラゴンと対峙します。
サブキャラクターとしては、愛の女神ヴィーナスが可愛かったですね。
こんな神様がいたら、かわいいなぁと素直に思いました。
フォーチュン・クエスト4 「ようこそ!呪われた城へ」
フォーチュン・クエスト4巻の初版発行は、1991年(平成3年)3月1日になっています。
話は、いきなりオカルティックな恐怖場面から始まります。
今回の話は、エベリンから東に展開し、忘れられた村よりさらに東、サバドの街の話です。
今回は、恐怖物か?と思いましたが、怖いのは前半だけで中盤後半は、いつものドタバタ喜劇です。
これを読んで思ったのですが、お化けとか幽霊とか、ルーミィの年代には絶対無理だろうということです。
僕なんかもそうでしたが、小さい子のお化け怖いというのは、もう本能ですから、ものすごい拒絶反応を示します。
本当、ルーミィ偉かったよな!
4巻で、特筆すべきは、僧侶のトマス、マックスのパーティなどと知り合うことです。
トマスは、4巻以降何回も出てきますので、重要キャラクターとも言えます。
まとめ
今回は、ここまででやめておきます。
というのも、5巻6巻は続き物になっているからです。
5巻では、なんと初めてパーティ内で死人が出てしまいます・・・。
かなり、ショッキングですがそれを乗り越えるお話です。